ゲート

何のためのものか

ゲートは、トラックが静かになると音を下げ、大きくなるとまた開きます。ノートの合間に鳴っていたもの(アンプのハム、部屋の響き、リバーブの余韻、マイクに漏れ込んだほかのドラム)は閉め出され、ノートそのものだけが残ります。

パートの隙間に望まないものがあるときに使います。ドラムでは、録音されたときよりもキットを引き締め、ドライにする効果もあります。出発点は Tight drum、Quiet between phrases、Silence the amp です。

響きの長い部屋のドラム部屋の響きは、ヒットごとには残り、ヒットの合間には消えます。

Threshold

ゲートを開くために音が達しなければならないレベルで、デシベル単位で −80 から 0 dB です。消したいノイズのすぐ上に設定します。低すぎるとゲートが閉じません。高すぎると、小さなノートもノイズといっしょに切れてしまいます。

Threshold

Attack

ゲートがどれだけ速く開くかで、0.02 ms から 0.5 秒までです。速ければ、ドラムのヒットのごく頭が残ります。ゆっくり開けば各ノートの頭が柔らかくなり、穏やかに始まる音に向いています。

Hold

音が Threshold を下回ったあと、ゲートが開いたままでいる時間で、0 秒から 2 秒までです。Threshold のあたりで揺れ動くノートの途中で、ゲートがちらついて閉じてしまうのを防ぎます。

Hold

Release

Hold が過ぎたあと、ゲートがどれだけ速く閉じるかで、5 ms から 5 秒までです。速ければ、音は短く切られ、引き締まってドライになります。遅ければフェードアウトするので、各ノートの終わりが自然に聴こえます。

Release

Range

ゲートが閉じているとき、トラックをどれだけ下げるかで、0 から 80 dB までです。80 dB、つまり最大の Range では無音になります。Range が小さいと少しだけ下がるようになり、ゲートがかかっていることに気づかせる突然の無音なしに、ノイズを隠せます。

Range

リダクションメーター

デバイスの上部にあるメーターは、その瞬間ごとにゲートがどれだけ閉じているかを、デシベルの数字を添えたバーで示します。開いているときはゼロで静止し、閉じているときは Range の値を示します。Threshold を設定しながら見てください。ノートの合間では下がり、ノートごとにゼロへ素早く戻り、ノートの途中でちらつかないのが正しい状態です。